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オーナーの声

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ご自身は畳職人ではないため頑張る職人さんのスポットライト、そしてお客様とのパイプ役になろうと決意したという。そんな只見直美様にお話を伺いました。

お客様が気軽に入れるような温かい空間

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─今日はよろしくお願いします!いきなりですが、只見工業所さんは天保7年から続く畳屋さんということを聞きました。その長い歴史を経て今も畳だけを専門にしてらっしゃる会社なのですか?
「畳の張替えだけでなくて、ふすま、障子、カーテンなどおうちの中の相談全般引き受けています。最初はついでにやっていたんですけど、お客様の直接のオーダーが増えて、その要望に直接答えたいと思ううちに自分たちでやるようになりました。おうちのなかの相談ごとを『できますよ!』と一手に引き受けた方がお客様の“どこに相談すればいいのかわからない”という悩みも解決してあげられるので。」
─なるほど、インテリアも手がける畳屋さん…すごいですね
「もちろん畳は専門分野です、今はおしゃれなデザインの縁や、二重縁といったもの、編み方ひとつとっても様々な種類があるのでできる限りお客様の要望に応えるよう努力しています。」
─そのなかで畳の小物(マウスパット)も作ってらっしゃるとか?
「畳の素材って縁ひとつとっても可愛らしいものもあるんです。 けど田舎の方だとそんなものの注文来るのなんて滅多にないから使わない。それは勿体無いなって思ったので、粗品用にちっちゃいサイズの畳を作って配っていたんです。
そしたら、田舎ではウケなかったそれが東京の人に新鮮だったようでマウスパットに利用してくださっていることを聞いたのが始まり。それからは粗品としてではなく商品として改良を加えて今の形になりました。
これをきっかけにラッピングや、その他の商品も作り始め、最近ではデザイナーさんとのコラボ商品もあります。 」
─では、お店を改装しようとしたきっかけはなんだったのでしょうか?
「東日本大震災の影響が大きいですね、うちももちろん被災しました。 最初は諦めかけていたのですが、いろいろな経緯を経て再開することになりました。震災前に、ゾウケイ社の小島社長に愛畳工房というロゴを作ってもらっていたのですが、お店の外観のイメージに合わなくて改装をしようと考えていたことも相まって、改装に踏み切りました。 」
─お店改装に当たりこだわった点は?
「思っていることを自由に言っていいよとゾウケイ社の梅田さんに言われたので形になっていない思いを伝えました。体験で20人ぐらいは来るからその場所の確保、お客さまが気軽に入れるような温かい空間、そして中から明かりのこぼれるような店などです。それが叶い、今毎日電気をつけて、消すのがたのしみです。なにかあったらゾウケイ社、何にもなくてもゾウケイ社、じゃないですけど頼ったら思いをしっかり汲み取ってもらえました。」
─お時間を割いていただきありがとうございました。それでは最後にお客様に伝えたいことがあったら教えてください。
「畳に限らず、おうちの中の困りごとなら是非当店へ、体験教室などもやっておりますのでお気軽にどうぞ皆様の来店お待ちしております!」

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